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祇園祭 宵山 その1 [京都]

7月16日、祇園祭の宵山へ行ってきました。珍しく、とても涼しい1日で、暑いのを覚悟していきましたが、全然暑くなくて快適に山鉾めぐりを楽しみました~。
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さて、ちょっと長い前置きとなりますが・・・。
祇園祭りは、その名のとおり「祇園さん」つまり「八坂神社」の祭事で、日本3大祭りの一つに挙げられる壮大なお祭りです。今年は、世界無形文化遺産登録を目指すため、計量等も行われたようですね。
7月1日の「吉符入り」から始まり31日の「疫神社夏越祭」まで1ヶ月に渡る長期間の祭事でその間色んな行事を行います。

祇園祭の由来は古く、平安時代前期の869(貞観11)年、京で疫病が流行した際、広大な庭園だった神泉苑(中京区)に当時の国の数にちなんで66本の鉾を立て、祇園の神(スサノオノミコトら)を迎えて災厄が取り除かれるよう祈ったことが始まりとされています。
応仁の乱(1467-77年)で京都は焼け野原になり、一旦祭りは途絶えたのですが1500年に町衆の手で再興され今日に至り、今でも祭りは町衆が支えています。
現在は、山鉾町とよばれる32の町から山・鉾が出されます。

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山や鉾は、各町内ごとに云われを持ち、巡行の際にはご神体を初め由来のある品々を山鉾に乗せ、祇園囃子と共に巡行します。
また、その本体は美しい装飾で飾られ、西陣織等の友禅はもちろんのこと、中国やペルシャ、ベルギーなどからもたらされたタペストリー等が山鉾を彩ります。

今回参加した「宵山」は7月14日~16日までの日程で、11日からの組み立てを終えた山・鉾を各町内で公開し、町衆の家や山鉾の保管場所(神社があることが多い)でそれぞれのご神体や山・鉾を彩る飾り物の数々、秘蔵の美術品等が一般に公開されます。
中には、支倉常長が慶長遣欧使節団でヨーロッパより持ち帰ったベルギーのタペストリーなどもあり、観光客に人気です。
また同時に「屏風祭」が開催され、山鉾町以外の町屋でも、秘蔵の美術品等が一般公開されます。

宵山の名物の一つが、各山・鉾で販売されるでご神体にちなんだ「お守り」や「厄除けチマキ」です。
売り子の子供たちの童歌
「お守りどうですかぁ~」
「○○山のチマキどうですかぁ~」
という可愛い呼び声もコンチキチンの祇園囃子とともに宵山の夜の雰囲気を盛り上げてくれます。

山鉾町内には、宵山にあわせ所狭しと縁日が立ち並び、お祭りムードは満載で祇園祭りの中でも一番多くの人を集める行事かもしれません。

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この縁日を目当てに沢山の人がやってきます。
私的には、縁日だけじゃなくて山鉾のご神体や美術品もちゃんと見て欲しいんですけどね・・・若い子たちにはあまり関係ないようです(笑)

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縁日がぎっしり!!買い食いもまたお祭りの醍醐味です♪

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今大人気、噂のあのお方も、縁日に出陣 ^m^

と、長くなりましたが、宵山日記です。
ほんとは全部の山鉾を回りたいところですがそんな時間も体力もなかったので、ちょっとしか行けませんでしたが・・・。

まずは、定番、「長刀鉾」です。

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てっぺんに突き出た長い、長刀は疾病邪悪を振り払うと言われており、巡行の際、刀先は八坂神社と御所の方には向かないようにされるとのことです。

山鉾巡行の順番は、毎年7月2日の「くじ取り式」のくじ引きで決まるのですが、この長刀鉾は「くじとらず」といって、毎年必ず先頭を行きます。
1説によると、鉾の場所から長刀鉾が動かないと他の山鉾が巡行できないためとも言われてます。似たような理由で、他にも順番のきまっている山鉾があるようです。

現在、毎年選ばれるお稚児さん乗り、稚児の行う「しめ縄きり」で巡行が開始されます。
長刀鉾が立てられている場所は、四条烏丸という一番大きな交差点のすぐそばのため、ひときわ大きな長刀鉾を目にする人は多いと思います。

と・・・長くなってしまったのでm(__)m&
ネタ伸ばしのため(笑) 明日以降もこのネタで・・(^^;;


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