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思い出の陸奥紅葉紀行(其之弐) [東北]

東北の地震、未だ行方不明の方がいるとのこと。地震の規模の割りに被害が少なかったとはいえ、被害者の方にとっては人数なんて関係ないですものね。
阪神・淡路、福岡と2度の地震を体験しましたが、復興にはとてつもないエネルギーと時間が必要です。
被災された方全ての方の復興を祈ります。

そんな東北。1年半前の紅葉の時期に旅行へ行きました。
今回の被害地域と重なっている部分がけっこうあり、ショックです。
是非、また行きたいと思っている場所なので、早く復興して元のような美しい景色が見られることを期待して、少し時期的には早いのですが、その旅行の記事をアップしたいと思います。
記事を書いたのは1年半前(別のブログの頃)。
こんな地震が来るなんて思ってもいない頃の記事なので、不謹慎・不快に思われる部分もあるかもしれませんが、ご了承下さい。
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猊鼻渓(岩手県一関市東山町)
大正14年に名勝に指定され、日本百景のひとつに数えられる猊鼻渓。北上川の支流、砂鉄川の両岸に高さ100mにもお よぶ巨岩、絶壁が約2km連なっている。季節により、春は「藤の花」、夏は「深緑・納涼」、秋は「紅葉」、冬は「 雪化粧を眺めながらのこたつ舟」(12月~2月)その折々の渓谷の風情を1時間半の舟下りで楽しむことができる。
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仙台空港に降立ち、オリックスレンタカーへ。
当初最終日の12:30まで借りる予定だったのだけど、どうせ帰ってく るだけだからと時間を早めて丸2日間レンタルに変更。免責補償料が一日分少なくなるので、レンタル料含めてこれで-3000ち ょっと!

早速出発。飛行機の中でもどこへ行くか迷っていたが、せっかくなので岩手県方面に足を伸ばし、面白そうな船下り ができる猊鼻渓と昔から興味のあった平泉へいってみることにした!!

そのまま東北自動車道でいってもいいのだが、それじゃあ面白くない!!
ということで、三陸道で石巻方面へ行き、 北上川を遡るルートに決定。
車を走らせながらチョット考える。
明日泊まる東鳴子温泉。予約してから知ったけど、近くにある鳴子峡は全国的に も有名な紅葉スポットらしい。
それならかなりの人出が予想される。そうなると、今日もその付近に泊まっておいた方が得策♪
ということで、ダメ元で明日予約している旅館に電話をかけ、今日も空いていたら泊まりたい旨を伝えると以外にも難なくOKがでた。料金も予約している楽天料金と同じで良いとのこと。

宿も決まり今日の行程もハッキリしたので後は楽しむだけ。北上川を右に左にながめつつ、東北ドライブを楽しむ。

2006-11-03~05北上川
2006-11-03~05北上川河畔

のどかな田園地帯をドライブ途中なんども目にする田んぼの風景にいつもと違う感じを受けた。??と思ってよく見ると刈入れ後の藁の干し方が見たことの無い干し方だった。こんなところにも意外な地域性を発 見!!

2006-11-03~05収穫後
藁を二股にして立てている。地元では木にかけ てるのしかみたことない・・・

2006-11-03~05収穫後2
 こんな積み上げ式も!

午後2時過ぎ。思っていたより少し早く猊鼻渓へ到着。
今までの道はすいていたのに、どこから?と思うほど、人と車がいっぱい。
駐車場も順番待ちだったので、私が近くで降 り、相方は徒歩5分くらいの駅前の駐車場へ。
私はその間に、船下りのチケットを購入。すでに列ができていて、通常30分間隔の船下りもコノ時期だけの常時運転となっていた。

チケット(おとな¥1500)を買い、中の売店で相方を待っていると程なくして相方がやってきた。
船乗り場に行くと、常時運転のため、すぐに船に案内される。
船はお座敷になっていて、靴を脱いで乗船。一番最後の私たちは、船の先頭に座ることになった。

いよいよ船下り!!
船頭さんは、今年デビューしたばかりという若いお姉さん。一生懸命なお姉さんの解説に耳を傾けながら渓谷の両側にそびえる岩肌の美しい紅葉に目を奪われる。 

2006-11-03~05猊鼻渓-1

今日はとてもいい天気。渓谷なので気温は低めだが寒いというほどもなく、ゆっくり進む船に揺られながら青空と赤や黄色の木々の色とのコントラストを楽しんだ。

2006-11-03~05猊鼻渓の紅
葉

若い船頭さん。途中砂地に座礁したりと愛嬌を振りまきながら、約30分程の船旅。
途中、逆向きの船に何度もすれ違い思ったよりも長い距離をすすむと、渓谷の奥のほうに船着場が。
どうやら一旦 下船するようだった。

船着場に着き、いったん下船。遊歩道をあるいていくと小さな橋がかかっている。
河はとても澄んでいて鱒?のよう な比較的大きな魚が泳いでいた。

橋を渡り対岸の川縁にいくと、なにやら皆が反対岸の岩肌に石を投げていた。
??とおもっていると、ちょうど反対川の岩肌に穴があいており、そこへ向かって投げているようだった。

2006-11-03~05猊鼻渓-運試
し

これは、やらねばなるまい!!!早速挑戦!!
が・・・・悲しきかな三十路女・・・
穴にはいるどころか届きもしない(泣)
むなしく河にポチャンと落ちる石を眺めていると、相方が俄然やる気満々!!
はりきって、そこいらに落ちている石を拾い投げ出すと、なんと3投目くらいで穴の中にすっぽり!!
お~~~~~!!スゴイ。
負けず嫌いの私。コントロールには自信がある!!負けるものかと再度チャレンジするも・・・・いい所に飛んでいくのだが穴の手前で失速。むなしく水面に波紋を広 げるだけだった(T_T)

しかたがないので、私の分まで穴に入れろ!!と相方に指示(笑)相方もその気になって石を投げ出すが・・・あれ?入らない。
さっきのは偶然???とたんに意地になりだす相方。結局5分ほど投げつづけようやく私の分も穴に入れることがで きた。

さあ、船乗り場へ引き返そう!!と、振り返った時、あるものが目に入った。
なんと、穴に投げるための玉が「運試し玉」として売られているではないか!!
みんなが石を投げていたので、そういうものだと思って投げていたけれど・・・
石じゃだめやん!!
とは思ったものの、せっかく石が入ったことだし、「まあいっか☆」ということで、ご満悦のまま帰ることにした (^^ゞ

帰りのお船にもちょっとした列。とはいえ、1隻にけっこう沢山乗れる為スグに順番が回ってきた。 

2006-11-03~05猊鼻渓-帰り
のお船

今回は一番後ろ。船頭さんのすぐ近く♪
帰りのお船はベテランの船頭さん。というのも、帰りはこの船下りの見所のひとつである、「げいび追分」を歌って くれるのである。

2006-11-03~05猊鼻渓-船頭
さん

今日は人が沢山でお昼ご飯も食べる暇が無かったという、船頭さんの楽しい会話を聞きながら帰りの船旅を楽しんで いると、いよいよお歌の開始。
澄んだ良く響き渡るようなお声で「げいび追分」ともう1曲を披露してくれた。
普段、民謡なんて全然聞かないけれど、渓谷を進み行く昔ながらの船の上で聞く謡は、とても心地よく周囲の風景と も調和して、行きとは違った船旅を存分に楽しむことが出来た♪♪

下りだったせいか、行きよりは少し早く乗船場へ戻ってきたように思う。
船頭さんにお礼をいって船を下りた。
気が付くと、乗船してから、約1時間半近く。既に3時半を回っていた。
¥1500でこれだけ楽しめたらお得だね♪(嵐山なんてビックリするお値段!!)と相方と満足満足。

しかし、まだ4時になっていないというのに、あたりは夕方の様相。東北の日は短い。さすが、東日本!!これから、平泉に行く予定の私達、足早に駐車場にもどり、急いで平泉を目指し車を走らせた。


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