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思い出の陸奥紅葉紀行(其之六) [東北]

東北の地震、時間が経つごとに被害の大きさがわかってきていますね(T_T)
山がそのまま崩落している様子は、コレが同じ日本で起こっていることだとは思えない光景です。
被害に会われた方々の復興に、心よりエールを送りたいと思います。

そんな東北。1年半前の紅葉の時期に旅行へ行きました。
今回の被害地域と重なっている部分がけっこうあり、ショックです。
是非、また行きたいと思っている場所なので、早く復興して元のような美しい景色が見られることを期待して、少し時期的には早いのですが、その旅行の記事をアップしたいと思います。
記事を書いたのは1年半前(別のブログの頃)。
こんな地震が来るなんて思ってもいない頃の記事なので、不謹慎・不快に思われる部分もあるかもしれませんが、ご了承下さい。
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栗駒山(宮城県栗原市栗駒・岩手県一関市)
標高1627mの休火山。中腹には温泉が湧き、ブナの原生林や湿原など手つかずの自然が残る。栗駒山を中心に周辺の 自然景観、温泉群などが国定公園に指定されている。
川原毛大湯滝(秋田県湯沢市高松)
その名の通り、湯滝が落ちる滝壷がそのまま湯船になっているワイルドな露天風呂。泉質は塩酸性強酸泉で皮膚病、 水虫、外傷などに効能があるといわれている。断崖約20mを落下してくる温泉があげるしぶきも凄まじく、近くでは 目を開けていられないほど。自然のままなので入浴に適した温度になるのは夏場のみ。
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まだまだ続く、気持ちのいい紅葉ドライブ。これから先は相方の希望、栗駒方面へ!
鬼首を後にし、まさに相方の好み林道ルート。普通の道路ではなく車1台がやっとなくらいの舗装もされていない林道を進む。
この相方のルートどり、「林道が好き」なのではなく「最短ルート」(かかる時間は別)なのである。かなり詳しい 地図にしか載っていない道・・・。
相方はドライブに行くと好んでこういうルートどりをする。最初はかなり怖かったし、実際に無事帰れてよかった・・・という怖い目にもあったことがあるけれど、相方が仕事柄山道に慣れていることもありけっこう平気、近頃はけっこう慣れっこになってきた私・・・(^^ゞ
今回の道は、すでにナビには載っていない林道とはいえ、舗装されているところも所々あったし、何より反対側から やって来る車と2.3台すれ違ったりもしたので、まったく心配することもなく運転を相方に任せて周囲の紅葉を楽 しんだ。

2006-11-03~05鬼首-紅葉

暫く行くと、舗装された比較的広い道に出た。心配はしてなかったもののやはりホッとする瞬間。頼りのナビ君もようやく位置を把握できたのか機能復活!!

2006-11-03~05栗駒ドライ
ブ

どんどんと山道を登っていくと、またもや岩手県へ逆戻り(笑)
途中にあった御神水を2Lペット一杯に汲み、冷たく 美味しいお水で喉を潤しながら栗駒高原へ向かう。時間は3時を過ぎ、山の上のため昨日よりはマシだけれども、だんだん夕方の様相になってきた。
栗駒高原の頂上も温泉地帯であり、足湯があったりしたが、まあ普通の高原(笑) ただ、高原の宮城県側と岩手県側ではかなり景色が違うのが面白かった。
岩手県側に入りしばらくドライブをしたが、このままだとかなり遠回りになってしまうためUターン。 行きと同じルートでは面白くないので、秋田県をまたぐルートで帰ることになった。

そして・・・ここからが相方の企みだった。
帰りのルート。私がまだ足を踏み入れたことの無い秋田県を通るということで、ちょっと楽しみな私。
だんだん薄暗くなる山道ドライブを楽しんでいると相方が、
「ちょっと寄ってみたい所があるんだ~~♪」
と嬉しそうに報告。出された地図をみてみると、「大湯の滝」という文字が見えた。「コレ?すごい寄り道になるんじゃないの??」
と私。相方は得意げに、
「そんな寄り道じゃないよ。帰りルートの近くなんだ~♪」
「湯の滝??山道歩くのイヤよ!!」
と再度問い掛けると、
「大丈夫、道からスグだって!!」
相方がとても行きたそうだったし、すでにソレを目指したルートを取ってるみたい。ココまで来て反対することもで きず、見てみるだけよ!と念を押し、了解した。
が・・・・チョットの寄り道????ぜ~ったい嘘だ(笑)
一応標識がでていたので、本来のルートをそれ滝を目指す。
ところが、いけどもいけども着かない。あたりは、ホントにだんだん暗くなってくる。そろそろ、引き返そうと言おうとおもっていた頃、今まで何の反応もなかったナビ君がいきなり
ピンポン~♪「このあたりに、川原毛大湯滝があります!!」
と、無機質な声で案内。びっくりした~~~!?
それにしても、ナビ君にもインプットされてるくらい有名なんだ~・・・。
と案内通り、それからスグに駐車場についた。

その辺りは一帯が地熱地帯となっており、山肌はだや川からも湯気が 上がっていた。しかし・・・滝の音が聞こえないぞ・・・。
夕方も通り過ぎ、既に薄暗い駐車場。何台かの車が止まってはいたが、皆さんすでに戻ってきている感じ。それにもかかわらず相方はホクホクと車から降りる。
「どこ??滝はどこ??近いの??」
ときくと、相方は、ココからスグのはずとの返答。
しか~し・・・コレは真っ赤な嘘だった(-_-メ)
湯の滝ということで一応タオルの準備だけして、遊歩道の階段を下りた。沢を渡る木橋から下を眺めるとエメラルド グリーンをしたお湯が流れていて湯気を立てていた。

2006-11-03~05湯の滝

「熱湯注意」の看板もあり、かなりびびっていたのだけど、帰りに通ると一組のカップル?が気持ち良さそうに浸か っていた・・・。
橋を渡り終えると、道は遊歩道からただの山道に・・・。しかも岩がゴロゴロ歩きにくい山道。
あの~・・・スグって言ってたんですけど~~。
と思うも、相方はさっさと進み私の視界では見えないくらいになっ てしまった。
くそ~~~っとおもって、山道を必死に追いかける。
すでにただの、山登り状態・・・。しかも、ちょっと間違えれば谷底へまっしぐら・・・怖・・・。
途中、幾人かの人とすれ違ったが、まだ滝らしき音は聞こえてこない・・・。 嘘つき~~~~~。だんだん下りになる山道を必死に歩き、ようやく相方に追いつく。

あたりはかなり暗くなってき た。耳をすますと、滝らしき音が聞こえてくる。見回してみると、ココからかなりの谷底に滝壷らしきものがあった。
え~~~~まだこんなに下るの~~(>_<)帰るの大変だよ。真っ暗になったらこんなとこ歩けんよ!!
一応道にはなってるが、ただの山道。もちろん外灯なんてない。せっかくココまで来たのだからと、私の言うことには全く耳を貸さずどんどん山道を下る相方。しかたないので、私もあとを追う。
「コ・・・こ奴・・・ここで私を捨てる気だな・・・!」
すでに姥捨山に捨てられに行く婆ちゃん状態の私・・・ (>_<)

20分ほど山道を歩き(もっと長く感じた)ようやく湯の滝に到着。一応脱衣場まで用意されていた。もちろんあたり は誰もいない。

2006-11-03~05湯の滝

何年か前に、知床のカムイワッカの湯の滝に行ったことがあるが、そこよりは、小規模だった・・・^_^;
滝壷に近づき手を入れた相方。思ったほど熱いわけでなくぬるい感じだそうだ。これであと30分も早ければ、さっそくお湯に浸かってみてもいいのだが、山の中ということもあり、一刻も早く戻ら なければ途中で真っ暗になりそうだった。
ようやく観念した相方。とりあえず、湯の滝まで来たぞ!という満足を得てようやく山道を引き返す。

ココに来るまではかなり下った。ということは、もちろん帰りは登りである・・・(>_<)
だんだん暗くなる山道。お日様との競争だ!!ちんたらしてたら日が暮れる・・・。
必死にもときた道をえっちら戻 り、なんとか捨てられることなく元の駐車場に戻ってくることができた・・・。
謀られた・・・・・・・・。
くそ~~~。ほっておくと、どんどん無謀な計画をする相方。今回はムリ禁止令を出し、余裕のある旅だと思いすっ かり油断していた・・・(-_-メ)
せっかく最近痛まなくなっていた膝の痛みを感じながら、思いっきり相方を睨みつけた。
ソレなのに相方・・・何気に満足そう・・・くそ~~~今に見てろ~(-_-メ)

車に乗り込み出発する頃にはすっかり日も落ちていた。危なかった~~~。それでも、時間はまだ5時前なんだけど・・・・。
せっかくの初めての秋田県。それなのに、夜のドライブでは良くわからないです~(;_;) まあ、さっきの湯の滝も秋田県なので、一応秋田県も楽しんだことにはなるのかも・・・。

しばらく国道を進むと道の駅が。名前も秋田らしく「小町の郷」。せっかくなのでココでお夕食をすませましょうと いうことで車を止めた。
秋田県と言えば!!もちろん、キリタンポ!!!ということで、もちろん用意されていた郷土メニュー、「キリタンポ鍋」と「芋鍋」を注文し、あったかいホコホコ のお鍋に舌鼓を打った。

2006-11-03~05秋田名物きりたんぽ鍋

そして、何故かココにもマンゴーソフト。かなりそそられるも、せっかくお鍋でホコホコになったので今回は諦めた (笑)
道の駅を後にし、国道を走り続け、程なく山道に入ると”なんて贅沢な国道”!!
橋梁とトンネルのオンパレード。道はとてもきれいに整備されたいてとっても走りやすい道だった。
長~~いトンネルの途中で再び宮城県に戻り、思ったよりも早く8時前には鳴子温泉に戻ってきた。
朝に購入し、すっかりお気に入りになってしまった豆乳プリンを再度購入し、東鳴子温泉にある宿まで戻る。
いや~~~疲れた疲れた。すっかり相方に謀られて思わぬハードな1日だった。
宿自慢の温泉でしっかり足をマッサージ。

明日はもう帰る日。早いな~~。いつも1泊2日なのに2泊3日もやっぱり早い!!朝ばたばたするのは嫌なので荷造り(たいした量ではない)をして、早々に眠りにつくのであった。


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